西暦799年(延暦18年・平安時代の初め頃)桓武天皇の頃の記「類聚国史」や「日本後記」によれば、崑崙人(インド人と言われている)が愛知県幡豆郡福地村(現在の西尾市)に綿種を持って漂着した。これが日本の棉の伝来と言われています。 国産木綿がはじめて文献にみえるのは、永正7年(1510年)で興福寺の大乗院に残っている「永正年中記」に年貢180文の分として「三川木綿」をとったとして記されています。 当時には、三河産の木綿が商品として各地に出回っていた証拠でもあります。最初に綿業が根を下した土地は三河であり、永正年間(1504~1520年)すでに綿織物業がおこり、天文年間(1532~1554年)以降、木綿商人は積極的に販路を京都方面に求めたと言われています。 いずれにせよ三河地方が綿業を他の地方に先駆けて発展したことは明らかであります。 江戸時代には、三河地方で棉の栽培と綿織物が盛んとなり、この地方の織物は「三白木綿」として江戸方面に送られ、さらに西洋の技術を取り入れ、明治時代には「三河木綿」「三河縞」というブランド名で全国に知れ渡った。「質の良い綿織物」としてその後今日まで受け継がれています。 詳細は、夢織人のホームページ(http://www.yumeoribito.jp/)に載っています。 |
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地域団体商標『三河木綿®』 | |
商標法の一部が改正され、平成18年4月から地域団体商標制度が始まり、当組合も同年5月に特許庁に出願し、平成19年2月2日付で地域団体商標『三河木綿』が登録されました。これを契機に、今まで以上に、当該ブランドを前面に押し出した三河産地活性化策を推進しています。 ~地域ブランド専門委員会の創設~ 蒲郡市長、三河繊維技術センター長、尾崎弁理士を顧問にお願いし、組合員から12名の委員を選出し平成18年9月に地域ブランド専門委員会を創設。 その後毎月委員会を開催し、産地一丸となって地域ブランドに対する意識高揚とブランド戦略に取組んでいくため、アドバイザーをお招きして「地域団体商標制度の概要」・「地域ブランドとは」・「地域ブランド管理」等について理解を深めると共に、蒲郡地域ならびに組合員への啓蒙を行った。 登録後も引き続き、「地域ブランド戦略」・「地域ブランドの構築」等について勉強会を開催している。 ~現在までに決定した事項~ ・地域ブランド広報部会・地域ブランド審査部会並びに地域ブランド商品開発部会の設置。 ・地域団体商標『三河木綿』商標権規程 ・地域団体商標『三河木綿』商標権表示証紙規約 ・商標権認定申請関係書類 ・商標権認定基準 ・地域ブランド認定品のシール ・現在までの認定品 11社 24点 |